珈琲の香りのむこう側

違う世界線の自分になる軌跡を綴りたい。

敏感と鈍感

自己診断だが、おそらく私はHSP且つエンパスだ。

 

ネット上の知識で申し訳ないが、ざっくり説明すると、

HSP(Highly Sensitive Person):超繊細人、他の感覚(感情、エネルギーなど)に消耗してしまう

○エンパス:他の感覚(感情・エネルギー・刺激問わず)に共感してしまう

だそう。

 

 

そういえば幼少期から、

yoshioちゃんは感受性が豊かだねってよく言われてきた。

でも、単語をもっと細かく見ていくと、もしかしたら共感性が高いよね、だったのかもしれない。

 

よくいえば感受性が豊かなのだが、

私はよく、自分以外の感情に引き摺り込まれて自分と他人の境目がわからなくなってしまうことがあったと思う。

どこまでが自分の感覚・価値観で、どこからが他人の感覚・価値観なのか。

Noと言えない、ギリギリまで自分より他人を優先してしまう。

自分の価値観より、周りの価値観に寄り添ってしまう。周囲に求めれてる理想の像を察し(想像)、その姿になろうとする。

理想の姿になれない自分をダメな人間だと思おうとするが、

親には「良い子」と言われて育ったために、自分を貶しすぎることもできない。

 

自分のあるべき姿(感じているべき・沸いているべき感情)と実際に自分の中に湧き出る感情のギャップに、

中途半端に行きどころのない感情が、苦しかった。

 

そういう自分に一喜一憂したし、失望した。それはとても疲れたし、苦しかった。

 

そんな自分だけど、どうにか穏やかに生きていきたくて、

つい最近まで『鈍感力』を身につけようかと思った。

 

でも、この敏感な自分が私自身なのだから、この自分を守れるように・大事にできるような自分でいることの方が重要なのではないか?と考えが変わってきた。

 

①自分は鈍感にはなりえれない

敏感だからこそ気づいてこれたことがあったから。気づいてしまうことには、気づいてしまう。それが私にとっての当たり前なんだから。

 

②自分は敏感だから、想像以上に休息をとっていい

その代わり、やるべきこと(例えば仕事)を120%でやり、有給休暇は堂々ととる。

布団から出れない週末は出なくて良いのだ。起きれない朝は出発ギリギリまで寝てて良いのだ。

やろう!to do リスト、も、やるのがしんどかったらやらなくて良いのだ。

 

③私の感情の起伏を負の方向に引っ張り回す他人からは距離をとる

ヒステリックな人やイライラを垂れ流しにする人には無闇矢鱈に近づかない。ご機嫌を取らない。

仕事とかどうしても接しないといけない時だけ、心(感情)にガードを纏って微笑んで、短時間で逃げる。逃げたあとは自分を癒やして応急処置しよう。

想像以上に私、疲弊してるから。

 

私は柔らかいタオルケットに包まれて、布団の中でぬくぬくするのが好き。これが私の癒しだと、やっと自覚できた。

この中で、泣きたければ泣くし、縮こまりたかったら縮こまる。

気づいたら寝ていて、目が覚めたらなんとなく感情の整理がついてたりする。

 

 

先日、同僚が

「○○さんって、忙しいなら言ってくれたら手伝うのに察してアピールされても僕は全然気がつかない」

と発言していたのを耳にして、

 

あんなにあの人は「私忙しい大変!」アピールをしているのに、気がつかないんだ!?って驚きました。

 

そして、ほんっとうに気がつかない人は気がつかないんだなぁっとしみじみ思いました。

かたや私は、気づいてしまう人。

気づいてしまう私に気づかないことが難しいように、

気づかない人が気づくことは難しい。

 

気づかないふりに挑戦してみて、その難しさ(気づきを無視し続けること)がわかった。

 

じゃぁ鈍感な同僚はダメなのか?というと、そうではなく。私はその同僚の鈍さに救われてることが多い。

例えば、職場がピリピリした雰囲気でも彼の周りだけ空気が柔らかかったり、

私がテンパっててドツボにハマりそうな時に助けを求めると、こちらも冷静になれたり。

 

だからきっと、私の敏感さも日常の中で誰かの役に立ってる気がする。

 

そう、あたらためて思わせてくれた同僚の一言だった。

 

R03.11.12

pm 23:35

yoshio🌱˚✧₊⁎